待望のキットが登場!
シールズモデルズの1/700 宗谷(第3次〜第6次)は、ウォーターラインシリーズと同じく、洋上モデルとして登場しました。その後、限定版の第2次タイプも洋上モデルで登場します。
そして、待望の1次タイプが、洋上タイプとフルハルタイプが選択出来る限定版レジンキットで登場します。
この1次タイプのハル部分を利用すれば、第2次〜第6次タイプのフルハルモデルが製作出来ます。実際、3次タイプをフルハルモデルで製作しました。
第3次タイプを見る
傑作キットの登場により・・・
その後、ハセガワから1/350 宗谷の傑作キットが発売されますが、ハル部分の形状が違う事に気付きました。 そこで、手持ちの資料を調べ直して見たところ、ハセガワの形状が正しいという結論に至りました。
科学朝日1957年11月号 P11より引用 この掲載写真から、水が流れた跡と足場(矢印)に注目すると、船体外壁は垂直であると理解できます。
そこで、ハセガワの1/350 宗谷を参考にハル部分を製作する事にしました。
2010.11.6-14
原型の製作開始
限定版 第1次タイプのハル部分。 船底の幅が狭く、船体外壁は、垂直でない。
第3次タイプを製作する時に複製した予備パーツをベースにし、プラ板とエポキシ造形パテで成形しますが、ほとんど修正です。 上の画像と比べると、船底の幅が違います。
2010.11.20-23
プラ板でバルジを製作。 この後、スクリューのシャフトハウジング、スペクタクルフレームを製作します。
キットの船体に仮組みしてみました。 バルジの接合面をもう少し修正します。
2010.12.3-5
原型完成
スクリューのシャフトハウジングとスペクタクルフレームを、プラ棒・プラ板で製作。 また、独特な4分割されたビジルキールをプラ板で製作し、全体にサーフェイサーを塗布。 舵は当初、別パーツにする予定でしたが、接着して一体化しました。
なかなか良い感じに出来ました。 このハルをシリコンで型取りして、レジン・キャストで複製します。
2011.8.26-28
複製
シリコンゴムで型取りし、レジンキャストを流し込んで複製。 スペクタルフレーム部分に気泡が残ってしまいました。
バリ取りと気泡部分を補修して完成。