2. 資料集め
まず始めに、「宗谷」は1次、2次、3次、4次〜6次と観測時ごとに改造されて姿を変えて行ったので、何次タイプを製作するか決めなければなりません。
ここでは、大型ヘリコプター用甲板を装備された第3次観測タイプを製作することにしました。
次に、製作するためにはどうしても図面が必要になります。
日本財団図書館のHPに第3次観測タイプの図面が載せられています。この図面をプリントアウトして、1/200になるように拡大コピーしてから使います。
船の科学館発行の「資料ガイド3 南極観測船 宗谷」の23ページから26ページに折り込みの内部精密解剖図が載せられています。約1/175のスケールです。この資料ガイドには、他にも多数の写真が掲載されていて、参考になります。
2006年11月に発売されたハセガワ1/350 南極観測船 宗谷 第一次南極観測隊の組立説明書。
2007年6月に発売されたハセガワ1/350 南極観測船 宗谷 第三次南極観測隊の組立説明書。
2008年3月に発売されたハセガワ1/350 南極観測船 宗谷 第二次南極観測隊の組立説明書に1/350図面が掲載されています。
ハセガワ1/350の図面を1/200に拡大して使用するのが良いでしょう。
また、細部を知るため写真も必要です。
船の科学館に「宗谷」の実物が展示保存されています。見学して写真を撮る事が出来ます。(私は、まだ見学出来ていません。)
注意! ここに展示されている「宗谷」は巡視船「宗谷」を南極観測船に塗装し直しただけなので、一部装備が撤去されていたり、新規の物に交換されています。
かかし氏のご厚意により、第3次観測当時の貴重な写真を提供して頂きました。この場を借りて厚くお礼を申し上げます。 皆さんの模型造りの一助となれば幸いです。写真は資料室にあります。