1/200 南極観測船「宗谷」製作記

          昭和34年2月頃  第3次観測時    写真提供:かかし氏

3.船体部品図面の作成

 一般配置図と内部精密解剖図を1/200に成るように拡大コピーして船体部品図を作成しますが、図面のファイリングも考えて、A4に収まるよう作成して行きます。
 拡大コピーした側面図と平面図(最上甲板)をスキャナーで取り込み、イラストレーターでトレースします。
 次にフレームを入れる箇所を決めて、それぞれの寸法を読み取り各フレームを書いていきます。(フレームは全部で18枚あります)

 シールズモデルズの1/700 フルハル 一次バージョンの船体も参考にして、フレームの図面を作成していきます。

※2007年5月に発売されたハセガワ 1/350 宗谷 第三次タイプの船体図面
 海の世界 1958年5巻4号 第二次タイプの折り込み船体図面が利用できます。


 シールズモデルズの1/700 フルハル 一次バージョンの船体側面

 船底の形状

 船体断面図

 船体部品図 キールA,B 詳細図

 船体部品図 フレーム1-9 詳細図

 船体部品図 フレーム10-18 詳細図

2005.4.13

 出来上がったキールとフレームの部品図をプリントアウトして厚紙でテスト組立をします。 次に片側の側面(ここでは右舷側)に短冊状に切った条板を張って全体のラインを見て、ラインがおかしい箇所のフレームを修正して船体部品図は完成です。

 今回、このような手順を取ったのは断面図が見つからなかったためです。平面図と側面図だけから製作するのは手間が掛かります。

※2007年5月に発売されたハセガワ 1/350 宗谷 第三次タイプの船体図面
 海の世界 1958年5巻4号 第二次タイプの折り込み船体図面が利用できます。

厚紙によるテスト組立



 テスト組立で判明した箇所のフレームを修正します。次は修正した図面を基に1mm厚のプラ板で各パーツを製作します。

ちょっと気になる資料

メニュー

はじめに
1.南極観測船「宗谷」について
2.資料集め
3.船体部品図面の作成
4.船体の製作 その1
4.船体の製作 その2
4.船体の製作 その3
4.船体の製作 その4
5.ブリッジの製作 その1
5.ブリッジの製作 その2
5.ブリッジの製作 その3
6.ヘリコプター甲板の製作
7.前部マストの製作
8.後部マストの製作
9.煙突、その他の製作
10.救命ボートの製作
11.ウィンチ類の製作 その1
11.ウィンチ類の製作 その2
12.シコルスキーS-58の製作
13.DHC-2ビーバーの製作
14その他の製作
検討資料

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