1/200 南極観測船「宗谷」製作記

          昭和34年2月頃  第3次観測時    写真提供:かかし氏

4.船体の製作 その1

 船体部品図が完成すると、図面をプリントアウトして1.0mm厚、B4サイズのプラバンに貼り、切り抜きます。

 次に、船体を組み立てるための治具(組立作業台)を作り、船体を組み立てていきます。

2005.4.14

 1.0mm厚のB4サイズプラバンに部品図を貼り、切り抜きます。

2005.11.25

 各パーツを切り抜き、ヤスリでバリを取り除きます。

2005.11.26

 キールとフレームを組立。

2005.11.27

 船体外板の貼付開始。 今回は旧船体の貼り方と少し変えています。

2005.12.16

 外板貼り完了。 この後、エポキシパテを盛って整形に入ります。

2006.1.14

 パテを盛っては整形を繰り返し、整形完了。

 アンカーレセスを1.0mm厚プラ板、1.0mm角プラ棒と2.0mmのハトメで製作。

 アンカーレセスの部分を切り抜きます。

2006.1.15

 先に製作したアンカーレセスを接着し、枠の部分を0.3mm厚プラ板で製作します。

 甲板材を張るため下地の1.0mm厚プラ板を貼ります。

2006.1.17

 1.0mm厚のプラ板をバルジの形状に切り抜き、両端に曲げ癖を付けます。

 バルジを船体に接着し、バルジ上部に0.5mm厚のプラ板を貼ります。 その後、整形して出来上がりです。 バルジが付くと「宗谷」独特の船体が見えてきます。

2006.1.21

 舵を製作します。 1.0mm厚と0.5mm厚のプラ板を貼り合わせて1.5mm厚にします。ヒンジ部分は平ヤスリで加工します。

2006.1.22

 スペクタクルフレーム、舵取付支柱、ヒンジをプラ板とプラ棒で製作します。 尾端材は1.0mm厚プラ板を芯にしてエポキシ造形パテで製作します。

 舵を取付てみました。

2006.2.1

 2次〜6次タイプの宗谷には4分割された特殊なビルジキールが装備されています。 0.5mm厚プラ板を4×32mmにカットして取り付けています。

2006.2.4

 甲板は1.0×1.5mmのヒノキ材を張るので下準備に1.0mm角のプラ棒を貼っておきます。

2006.2.12

 入手した科学朝日1957年11月号に第2次改装中の記事が掲載されており、ビルジキールの形状が解る写真(P11より引用)がありました。

 上記の写真からビルジキールの形状を修正。

2007.3.4

 ハセガワから発売された1/350宗谷の船底は、シールズモデルの形状と異なっています。 そこで、改めて科学朝日1957年11月号の写真(2つ上の写真)を確認したところ、ハセガワの方の形状が正しいと判断しました。

 このまま製作するか、船底形状を修正するか、しばらく悩みましたが、修正する事にしました。

 修正部分にプラ板を貼り、その上からポリパテを盛って、硬化後、180番、400番のサンドペーパーで整形。

2007.3.21

 次の作業がし易いように、サーフェサー(ベースホワイト)を軽く吹き付けています。


 この後、エッチングした真鍮板の外板を貼るため、下図を書き込みます。

ちょっと気になる資料

メニュー

はじめに
1.南極観測船「宗谷」について
2.資料集め
3.船体部品図面の作成
4.船体の製作 その1
4.船体の製作 その2
4.船体の製作 その3
4.船体の製作 その4
5.ブリッジの製作 その1
5.ブリッジの製作 その2
5.ブリッジの製作 その3
6.ヘリコプター甲板の製作
7.前部マストの製作
8.後部マストの製作
9.煙突、その他の製作
10.救命ボートの製作
11.ウィンチ類の製作 その1
11.ウィンチ類の製作 その2
12.シコルスキーS-58の製作
13.DHC-2ビーバーの製作
14その他の製作
検討資料

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