2008.7.18-20
通気管の製作。 1次タイプと同じ様に、モンキーラッタルをファインモールド製メタルメッシュ AE-18 で再現。
出来上がった通気管を設置。
2008.8.1-3
サンハヤトの感光洋白材(テスト販売品)が、6/30で販売終了となり、手軽にフォトエッチングによるパーツ造りが、できなくなりました。 以前、電子基盤の製作用にオムニ感光レジストスプレーが有りましたが、これも現在は、販売終了しています。 そこで、注目したのが富士薬品工業のポジ型フォトレジスト(感光剤)FPPR 200です。
以前からサンハヤトの感光洋白材(結構割高です)の換わりになる物を探していたので、FPPR 200の存在は知っていました。
1年ほど前にネットショップで100ccに小分けしたFPPR 200を購入しましたが、サンハヤトの感光洋白材の手持ち在庫があったため、使用する事なく冷蔵庫で保管していました。 そうしたら、今回の感光洋白材販売終了のアナウンス・・・
と、いう事で、門型マストのトラスパーツは、FPPR 200で製作する事にしました。しかし、これが大変で、感光剤を均一に且つ、ピンホールを作らない様に塗布するのが難しく試行錯誤の末、何とか使える物ができる様になりました。
フォトレジスト(感光剤)の塗布方法
電子基盤製作サイトを参考に挑戦してみました。
1. 真鍮板を耐水サンドペーパー(600番くらい)やクリームクレンザーで磨き、中性洗剤で洗って脱脂してからドライヤーで十分に乾燥させる。
※脱脂後は、絶対に素手で触らない。
2. 作業台に新聞紙を広げ、作業し易いように、真鍮板の端を目玉クリップで挟む。(目玉クリップが持ち手になる)
3. 真鍮板にフォトレジストをスポイトかストローで少量滴下し、真鍮板を傾けたり、回したりして手早くフォトレジストを全体に広げる。そして、真鍮板を傾けて下縁に溜まったレジストをティッシュやキッチンタオルで吸い取る。
4. 真鍮板の上下を逆にして、下縁に溜まったレジストを同じ様に吸い取る。
※レジストは極力、ムラにならない様に塗布する。
5. ある程度吸い取ったら、真鍮板を水平にして5分くらい乾燥させる。それから、ドライヤーの熱風で15分くらいベーキングする。
6. もう一度、3~5までの作業を繰り返す。 裏面も同じ作業を繰り返す。
片面に2回レジストを塗布する事によってピンホールは、ほとんど無くなります。
出来上がった感光材にパーツパターンを露光(私の使用している機材で30分)し、FPPR 200専用現像液で現像します。(当初、サンハヤトの現像液を使用しましたが、うまく現像できませんでした・・・濃度の問題か?)
共立エレショップでFPPR 200と専用シンナー、専用現像液が購入できます。
0.15mm厚の真鍮板の両面を600番の耐水サンドペーパーで磨き、十分に脱脂、乾燥してから感光剤を塗布します。しばらく水平にして乾燥させてから、ドライヤーの熱風で15分くらいベーキングします。次に、感光剤をもう一度塗布し、同じ様に乾燥させます。片面に感光剤を2回塗布しています。 ドライヤーの熱風でベーキングすることにより、レジスト膜の強度が増します。 出来上がった感光材にパーツパターンを露光し、専用現像液で現像します。 現像が終わったマスクにピンホールやキズがあれば、油性ペンで補修しておきます。
エッチングが終わったら、レジスト膜を除去してメタルプライマーを塗布しておきます。 FPPR 200のレジスト膜は、アルコールでも除去できるので、エタノールで除去しました。
今回、FPPR 200での製作に、約1ヶ月ほど試行錯誤しましたが、何とか使える物ができました。
2008.8.15-17
後部門型マストを製作中です。 トラス部分を自作パーツに置き換え、純正エッチングパーツ、その他でディテールアップ。
こちらは、船尾側。
2008.8.30-31
前部門型マストを製作中です。 トラス部分を自作のエッチングパーツに交換し、純正エッチングパーツや自作パーツを使用して、ディテールアップしています。
こちらは、船尾側。