1/200 南極観測船「宗谷」製作記

          昭和34年2月頃  第3次観測時    写真提供:かかし氏

11.ウィンチ類の製作 その1

  • 1.ウィンドラスの製作
  • 2.前部デリック・ブーム用ウィンチの製作

 1.ウィンドラスの製作

2006.6.9

 ウィンドラスのメインギヤーに丁度良いギヤーが、転がっていました。 しかし、1個しかないため、レジンキャストで複製します。  このギヤーは、確か故障した古〜いペンタックスの一眼レフから、部品取りした物だったと思います。

 原型ギヤーを簡単型取り「型想い」で型取りします。

 出来上がった型にキャストを流して複製します。 これくらいの小物だと、ポリパテや光硬化パテの方が手軽に製作できますが、今回は、他に複製するパーツがあったので、そのおこぼれで複製しました。

2006.6.24

 複製したギヤーを、6mmドリルで穴開けし、1mm厚に削ります。次にプラ板で作ったハブを接着します。

2006.7.1

 軸受けフレーム4枚をプラ板、プラ棒で製作。

 ベースをプラ板とプラ棒(プラストラクト I 型鋼材)で製作。

2006.7.2

 ベースに軸受けフレーム4枚を接着し、軸線にズレがないかギヤーを仮組しました。問題無いようです。 シャフトは0.7mm径の真鍮線。 小さいギヤーは1/250タイタニックで製作した、スチームウィンチの予備パーツを流用しています。

2006.7.8

 モーター、ウォームギヤーケース、ギヤーカバー、キャプスタンをプラ板とプラ棒で製作。 ギヤーカバーは、プラストラクト I 型鋼材の片側を削り、コの字型(C型)に加工してから取り付けています。 キャプスタンは5.0mm径のプラ棒を電気ドリルに挟み、丸ヤスリ、リューターで加工しました。

 モーターとキャプスタン部は、まだ接着していません。 チェーンパイプは1.5mmのハトメを使用しています。ウィンドラスの操作ハンドルは、0.3mm径の真鍮線を加工し、ハンダ付けしています。

2006.7.9

ウィンドラス完成

 組立が終わったウィンドラス本体、モーター部、キャプスタン部をダックエッググリーンに塗装し、一台に組立ます。


 大きさは、長さ18mm 最大幅26mm 高さ11mmです。 少しオーバースケールかな・・・

ちょっと気になる資料

メニュー

はじめに
1.南極観測船「宗谷」について
2.資料集め
3.船体部品図面の作成
4.船体の製作 その1
4.船体の製作 その2
4.船体の製作 その3
4.船体の製作 その4
5.ブリッジの製作 その1
5.ブリッジの製作 その2
5.ブリッジの製作 その3
6.ヘリコプター甲板の製作
7.前部マストの製作
8.後部マストの製作
9.煙突、その他の製作
10.救命ボートの製作
11.ウィンチ類の製作 その1
11.ウィンチ類の製作 その2
12.シコルスキーS-58の製作
13.DHC-2ビーバーの製作
14その他の製作
検討資料

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